ちょっと驚きのニュースが報道されている。今度は、国軍の将軍が軍の特権を利用して州間移動を行って逮捕されたという。当然、軍にとっては、先の少将の違法パーティー事件に続く恥ずかしい腐敗関与事件だが、Khmer Times が第1報を報じたのだから、当然政府公認報道ということになる。
カンボジア王国軍・司令官:フォン・ピセン将軍は、軍事戦略研究チーム:副長官であるサムポフ将軍が逮捕されたことを受け、スバイリエン当局に対し、首相の指示に従うよう指示した、という。これは、逮捕された将軍を突き放した見解である。
サムポフ中将はプノンペンからスバイリエンまで28人の中国人の密輸(州間移動の禁止)に関与し、4月21日の夜にSvay Rieng州警察に逮捕された。
逮捕時にあたり、Sum Pov中将は、2021年4月1日から5月30日まで首都と州を旅行することを許可する軍事戦略研究チームの議長であるMeas Vanna中将からの手紙を以前に発行されていたものを示したという。 要は、この権限を使用してプノンペンからスバイリエン州に28人の中国人を違法に運んだということである。Sum Pov 中将と中国人28人は現在スバイリエン州警察委員会で尋問されている。
現時点では上記の内容だが、今後に続報や動画放映で出てくるものと思われる。
掲載写真;逮捕された将軍(中将)と中国人たち 画像:Phnom Penh Post