バッタンバン州警察、フランス人女性を負傷させたトゥクトゥク運転手を拘束

バッタンバン州警察は、若いフランス人女性を負傷させたトゥクトゥク運転手を拘束したと発表 した。なお、この事件については、フン・セン首相が個人的に介入し、同州警察に要請したという。

同州警察長官サット・キムサン氏は、容疑者の男は2日間の捜索活動の後に拘留されたと述べた。警察は容疑者を、バッタンバン市スバイポー自治区カマコール村居住の三輪トゥクトゥク運転手テップ・ファリーと特定している。

なおフン・セン首相は7日、5日の土曜日にトゥクトゥク男性から逃げた際に若いフランス人女性が負傷した問題を知り、捜査に介入した(捜査要請)とのことである。

警察は、被害者のフランス人は、フランスの医学生エレーネ・ディエッチさん(21)と特定され、彼女はカンボジアに来て 2 か月間で、カルメット病院でインターンとして働いていたとのことです。

被害者の告訴状によると、8月4日20時30分に旅客会社を通じてバッタンバンに向かい、2023年8月5日午前3時15分にバッタンバンに到着した。被害者は車を降りた際、駐車場から予約したゲストハウスまで地図を見ながら歩いていたという。そこにTシャツ着用でヘルメットをかぶった30歳くらいのやせた男性が運転する白いトゥクトゥクが来て、彼女を迎えに来たと声をかけたという。被害者はトゥクトゥクに乗る際、三輪車の運転手の男に行きたいゲストハウスの写真を見せ行先を説明したという。話し合ってトゥクトゥクに乗ったものの、同乗時に地図を見ると目的地から遠ざかって走り出した。

被害者は、「曲がろうとする道路に差し掛かったとき、女性は男性に曲がるように言ったが、三輪車の所有者は加速して曲がろうとせず、停止するよう求めても停止しなかった」と供述している。身の危険を抱いた被害者は、ついに走行中の車両から飛び降り、逃げることに成功した。その後、被害者は飛び降り時の傷口を洗うため、警備員がいる建物で助けを求めたという。彼女はそこで約1時間半ほど休んだ後、治療のために病院に向かった。

このトゥクトゥク運転手、2018年にも別のフランス人女性に対して犯罪を犯した

8月9日の報道によれば、州警察は、週末にバッタンバンで若いフランス人女性に犯罪を犯したトゥクトゥクの運転手を逮捕した。

同警察は、このトゥクトゥク運転手の男は、2018年にもフランス人女性に対する別の罪で有罪判決を受けていたと発表した。

警察は、この男が2018年10月31日22時20分、バッタンバン州立病院の門前でコリーヌ・バシュリエというフランス人女性から携帯電話を盗み、被害者の女性に軽傷を負わせたとして有罪判決を受けたことが明らかにした。

現在、テップ・ファリー容疑者は最近の犯罪の後、余罪も含めて取り調べを受けているという。

掲載写真:Khmer Tiimes

おすすめの記事