フンセン首相はタイ国境沿いの7つの州の当局に、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の蔓延を防止するためにタイから帰国するカンボジアの労働者(所謂出稼ぎ労働者)に対する14日間の検疫を強化するよう命じた。
同首相の命令は、19日にタイのサムットサコーン県の水産市場(マハーチャイ市場)関連で新規感染者548人の感染を情報を受けての措置である。タイと国境を接する7つの州は、バッタンバン、バンテアイメアンチェイ、パイリン、プレアビヒア、オッドーミアンチェイ、プルサット、ココンの各州がある。
保健省よりタイ国境に接する全て州に帰国者への14日間の検疫を指令
また20日、タイ政府・保健省より情報を得たカンボジアの保健省もタイ国境近に接するすべての州当局に、より慎重に感染を防止に努めるよう指令を出した。
また同省の声明によるば、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の蔓延を防止するために、タイ国境沿いの州のすべての当局は、特に警戒し、カンボジアに入るすべての乗客の健康をチェックする必要があると述べ、カンボジアに入るすべての旅行者は、14日間の検疫を受け、パスツール研究所、国立公衆衛生研究所、シェムリアップ州立病院での検査のためにサンプルを採取する必要があると付け加えている。
*掲載写真:国境で健康チェックを受けるタイより帰国した出稼ぎ労働者 画像:Khmer Tomes より。