<コロナ感染状況>公式発表は感染実態を反映してないー外国人は注意!ー

既に本サイトにご愛顧いただいている訪問者の皆様はご存じと思いますが、カンボジアに於ける日々の新規感染者数の発表はニュース情報としてほとんど無価値として推移し、当初騒がれた2021年2月<20日市中感染事件>も当初の予想に反して爆発的な感染拡大につながり、今日まで一日として感染者〇に到りません。こうした状況の数位もあって、日々の感染者数の数値は単なる数値合わせとなり、カンボジアの感染状況との実態と大きく乖離しています

10月の上旬からガクッとグラフが落ちたところからも公式グラフの信頼度が解る。Khmer Timesより

地元メディアが保健省の公式発表の数値に信頼がおけないといった何度となくの指摘にも保健省はしらっと無視するだけに終始している。

上記の日々の感染者統計グラフをみれば全く信頼するに値しないことは誰の眼にもあきらかです。そのために本サイトは、保健省の公式発表「日々の新規感染者数」が数字の語呂合わせに過ぎないとみなし、全く信頼のおけない数値として投稿記事にすることは10月15日以来、中止しました!

これをそのまま載せることは報道記事のとしての信頼失墜に当たると判断したからです。

<2月20日市中感染事件>については、その後の保健省の公式発表での日々の新規感染者数は大きく2度統計上の改竄が行われました。第1回は5月初め、突如、「都や各州別統計の発表の取り止め」です。これによって全国統計数そのもののが数値上の信頼を欠くものになりました。

次に10月10日以降、感染者数の急低下です。これはPCR検査に基づくといった内容以外説明は一斉ありません。

ならば、今までは簡易検査キットでの感染者確認、当然次にPCR検査に回されていたのですが、10日以降、簡易検査キットの結果は単に無視されたのです。要は簡易検査キットの結果で陽性あった者が中等症や重症化を示すまでーこれは自己申告ですー実態としてPCR検査を受けていないのです。発熱、だるさ、無気力、筋肉痛、食欲不振などの発症時に現れる初期症状がかなりひどくなるまでは、PCR検査さえ受けられません。それが新規感染者数に入りことすらありません。このことは、当地に住む外国人居住者にもあてはまります。

外国人を診察するクリニック等はボッタくりのようなぼろ儲け

外国人が発熱。悪寒等で民間医療機関を受診すると、簡易検査キットを優先し診察や診療すら受けられません。先ずはコロナ患者かどうか特定し、政府指定に治療所に送ることを優先するのみで、簡易検査キットが民間で5ドル手に入るところを、こうした外国人向けの医療機関は診察すらせず、薬以外の支払い同意書(実に無診察、無治療で600㌦弱の費用)を最初の段階で署名を強要されます。医療機関とは思えぬ対応に唖然とするばかり、ことコロナ感染が判明すれば治療や手当なしで公的病院に送り付ければ事足りるといった対応です。発熱患者は端から一般治療すらしないというのが現実である。

18歳以上成人、ワクチン2回接種完了 カンボジア77%、日本71%

次にカンボジアのワクチン接種状況です。人口比では、カンボジアは日本の1/8です。

地元メディア:Khmer Timesは、保健省の公式発表をほとんど信用していないにも関わらず、それでも何とか辻褄合わせの記事を日々投稿しています。下のグラフは日々投稿されている「カンボジアのワクチン接種状況」です。同メディアの他の記事では「カンボジアのワクチン接種率の高さ」の自画自賛記事が日々溢れていますが、下のグラフが実際にワクチン接種率の実態に近いと判断されます。また、昨日の地元メディアにワクチン接種に関わる基礎人口の数値そのものが10年前のもので、最新の国政調査が反映されておらず、10万人近くの成人がワクチン接種から零れ落ちている、という指摘があった。また、以前にプノンペン都知事が「ワクチンカード」が諸施設出入り必要不可欠であると、命令した直後、ワクチン接種者完了者に接種カードを10万枚近く配っていなかったという指摘がでるなど、公の報道とは裏腹に現場では様々な混乱が起こっているのが実態である。

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